- FRP防水についてFRP
- ウレタン防水についてウレタン
- シート防水についてシート
- アスファルト防水についてアスファルト
FRP防水について
FRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass又はFiber Reinforced Plastics)の略称で、液状のポリエステル樹脂に少量の硬化剤を混合し、ガラスマットなどを補強材として下地に張り込む工法を指します。強度、耐水性、成型性に優れており、船舶や水槽、バスタブや屋根等、幅広く活用されております。
FRP防水のメリット
- ・全面シームレスな防水層となる。
- ・耐酸、耐アルカリ性が高い。
- ・防水層は強度が大きく、寿命も長い。
- ・FRP樹脂同士は密着するため、経年後の全面改修は安価に施工可能。
FRP防水のデメリット
- ・初期コストが若干高い
- ・施工管理を要求される
- ・熟練した作業者の技量が必要
- ・施工時の臭気対策が必要
引張強度 | 耐久性 | 防水面一体性 | 軽量性 | 部分補修性 | 接着性 | 工期 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
引張強度 | 耐久性 |
---|---|
◎ | ◎ |
防水面一体性 | 軽量性 |
◎ | ◎ |
部分補修性 | 接着性 |
◎ | ◎ |
工期 | 価格 |
◎ | △ |
ウレタン防水について
二液性のウレタン樹脂を混合し、不織布等を補強材として塗布する工法。下塗り、上塗りと二層に分ける場合が多く、戸建て住宅のベランダからマンションの屋上まで幅広く活用が可能です。
ウレタン防水のメリット
- ・全面シームレスな防水層となる。
- ・施工が比較的容易である
- ・防水層は強度が大きく、寿命も長い。
- ・施工は比較的安価。
ウレタン防水のデメリット
- ・膜厚管理が難しい。
- ・耐薬性が要求される場合、上塗りとしてFRP防水との複合
工法が一般的であり、耐久性はFRPより劣る。
引張強度 | 耐久性 | 防水面一体性 | 軽量性 | 部分補修性 | 接着性 | 工期 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
△ | △ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | △ | ◎ |
引張強度 | 耐久性 |
---|---|
△ | △ |
防水面一体性 | 軽量性 |
◎ | ◎ |
部分補修性 | 接着性 |
◎ | ◎ |
工期 | 価格 |
△ | ◎ |
シート防水について
ゴムシートや塩ビ系シートを接着剤、アンカー等にて下地に固定する工法。基本的に防水層は単層となります。 主にマンションやアパートの共用廊下等で活用されております。
シート防水のメリット
- ・工場生産品のため、品質は一定である。
- ・施工が比較的容易である。
シート防水のデメリット
- ・熱収縮と接着剤の劣化により入隅部、シートジョイント
部等にて浮き、剥離を起こす事が多い。 - ・耐久性が劣る
引張強度 | 耐久性 | 防水面一体性 | 軽量性 | 部分補修性 | 接着性 | 工期 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | △ | △ | ◎ | ◎ | △ | ○ | ◎ |
引張強度 | 耐久性 |
---|---|
○ | △ |
防水面一体性 | 軽量性 |
△ | ◎ |
部分補修性 | 接着性 |
◎ | △ |
工期 | 価格 |
○ | ◎ |
アスファルト防水について
現場にてアスファルトを加熱、溶融し、溶けたアスファルトを下地に流しながらルーフィング 類を貼り付ける工法。 通常この工程を、2~4回程繰り返します。マンションやビルの屋上で活用されております。
アスファルト防水のメリット
- ・積層型なので接合部は信頼性があります。
アスファルト防水のデメリット
- ・施工時に現場にて材料を溶融するため、悪臭、煙等の対策が
必要となります。 - ・高温時、低温時の性能がやや劣る。
- ・作業性が困難であり、作業者の不足等、現代社会に適合しにくく
なってきた。
引張強度 | 耐久性 | 防水面一体性 | 軽量性 | 部分補修性 | 接着性 | 工期 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
△ | ○ | ○ | ◎ | ✕ | ◎ | △ | ○ |
引張強度 | 耐久性 |
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△ | ○ |
防水面一体性 | 軽量性 |
○ | ◎ |
部分補修性 | 接着性 |
✕ | ◎ |
工期 | 価格 |
△ | ○ |